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私が子供の頃、ロボットというとブリキの筐体にモーターを搭載し歩行するのが精一杯でした。 やがて、ワイヤードリモコン、ラジコンへと進化し、メカニズムも、反復動作から操縦へと移り変わって行きました。 マイコンが搭載出来る様になると、センサーから入った情報で反応したり、動作を変えるなど、複雑な動きが出来る様になりました。
或る時、自己流技術の過去からの集大成として、センサー、なるべく人間と見間違えるほどそっくりの、年をとらない美女ロボットは出来ないかと考え、ほとんど手作りで自己流で作ってみました。 今では、サーボモーターを使えば、もっと多軸を制御し、人間らしいものが出来るでしょうが、サーボ機構まで自作したので不恰好なものになりました。
電子制御部分と機械部分は、技術の発達と共に簡単になって行きましたが、いつも大変だったのが、美女の顔を入手することでした。 「東急ハンズ」などで、パーティグッズとして売っているものは、グロテスクなものばかりで、美女のお面が無いのが不思議でした。 その貴重な美女の顔は、美女から剥がし・・・とはいかないし、誰も型取りを引き受けてくれないので、結局、マニアックな市場で探して入手しました。 そんな自作ロボットをご紹介しておきましょう。
(各写真をクリック。 電子制御、メカがぎっしりの、「ロボット美人」・・・男も作ったけど。)
さて、昨年開催された「愛知万博」では、沢山のロボットが出演しました。 「NEDO」(独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構)からは100台も出展され、日本のロボットの色々なジャンルや方向性を暗示するものに出会うことが出来ました。 「愛知万博」のテーマは、「自然の叡智」、「自然との共生」でしたが、むしろ「ロボットとの共生」・・・新しいロボット時代を迎える入口だと感じました。
愛知万博のアトラクション「こいの池イブニング」では、巨大な「スノーモンキー」が、池の中から出現し、しゃべりましたが、一体どうなっているのか、カラクリがよくわかりませんでした。 皆が知りたがっているようでした。 巨大なロボット、風船、水に投影された映像、幻覚? スケールが大きくて、ロマン溢れるその姿や動きが魅力的でした。
愛知万博で沢山のロボットも見ましたが、ロボットを沢山見たが故に、その限界もはっきりとわかった気がしました。
そこで、今後作られる方は、機能重視のロボットにするか、極限まで人間を模したロボットにするか、それも、見る人の心理を解析して作らないと意味の無い、私が作ってきた様な中途半端なロボットになります。 私の場合、これまで、何を引金に、顔のどこの筋肉を動かして表情を表現すると、実物の人間に、どれだけ似るか、それを実現するのに、どういう順序で何を制御するか・・・を長年考えてきましたが、表情を真似するデバイスは、出来ても、その「動機」になる感情の検出は、極めて困難である改めて認識しました。 息をする様に動く小鼻
、しゃべる口、まばたきをする目、白い歯、盛り上がる頬の筋肉、何でも再現したのに、「こころ」の「表情」が表現出来ないのです。 将来できるのでしょうか?
沢山の人間型ロボットを作ってきた私は、「愛知万博」で、アジア・アフリカの人間の演ずるアトラクションを見てからというもの、高度なロボットにも感動しなくなり、原始的な文化・文明に、はまり込んだのでありました。
下の「ロボット美人」は、各所で発表された「人間型美人」(男は、つまらんので、誰も作りたがらない、本音)です。
| 万博記念公園内のロボット館で活躍。 | (独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構) 万博記念公園内のロボット館で活躍。 | ロボット展示会での撮影、詳細不明 |
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| 愛知万博の案内嬢(北ゲート近辺) | 愛知万博ロシア館の原始美人? | ’05年11月17日NTTDoCoMoの展示会で見かけた方。 (万博のものの衣装と髪型を替えたものか?) |
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結局、心を持った愛せる「ロボット美人」は、作れなかった。 「愛」する人は、たとえ、「へちゃむくれ」(これ、標準語?)でも「人」がいい! 笑い転げる人間、楽しそうに踊っている人間、特に(・・・と、言っては、意地悪かな。)失敗する人間・・・そんな人間を見ていた方が、よほど面白い事に気付いた。 「孤独な人を癒す高価なロボット」よりも、拾ってきたクソ手間のかかるペットの方が、人は、癒されるのだ。 いくら、コンピュータでメカを制御して「ロボット」に近づけても、それは、かっての「奴隷」を機械にしたに様なものを人間は望んでいるのではなかろうか。 ・・・と、いう訳で、私は、「人間の顔を模したロボット作り」から引退し、「人間作り」(?)に励む毎日となりました(あなたは、「人づくり」を「人間作り」と聞くと、Hな連想をして、顔の筋肉が、ほころぶかもしれませんが、これこそロボットで表現しづらい「動作の引き金」なのです。 Hな話に加わってニンマリ出来る人間型ロボットを作ったら、「超一流」になれます。
「こころ」とは、何だろう? 永遠のテーマであります。
それなら、「ロボット的ロボット」で「アソボ」という事になり、「二足歩行ロボット」のプログラム製作。 この「ROBONOVA1」は、すごい。 10万円以下で、自由に動く。 「鉄人28号」のミニ版そのもの。 動きのデモは、メーカーのホームページにあり。
私も、早速、購入し、組み立ててみました。 組み立ては、慎重にやれば、大きなトラブルも無く出来ました。 ところが、組み立てた後、すぐに動かしたくなるのが、人の常。 そこで、メーカーのデモの様に動かそうと思ったのですが、次にどうしたら良いかのインストラクションの部分になると、急に説明書の内容が、貧弱になっているのが、残念なところ。
手探りで、「スクリプト」というTEXT文字で書かれたサンプルプログラムをLoadしてRunをしたら、めちゃくちゃな動きを始めました。 要するに、「組み立てた後は、各自で、このサンプルを参考に、動かしな。」という事らしいですが、もう少し、ソフトウェアの部分に力を入れて説明書を付けるとありがたいと思いました。 高いが赤外線リモコンを買ってみたら、これで、プリセット動作は一通り出来る様になりました。 ロボット画像をクリックすると、そのビデオが見られます。
「ROBONOVA1」に、同電圧、同端子の近藤模型「KHR-1」用のNi-Mh電池を取り付けたら、電池形状は全く異なるものの、すんなり収まった。 「KHR-1」用のNi-Mh電池は、1100mAhで、「ROBONOVA1」用(1000mAh)より100mAh容量が大きいが、値段は、3980円。 今度は、これに、多摩電子の超小型CCDビデオカメラ(17X30mm)を搭載すべく実験中。 逆立ちしているロボットから見た外界の映像をお届けできる予定。
思い出サイトに変身。 |
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| ロボット通販関係 | |||||
人間型ロボットを得意とする大阪の「ヴィストン」、部品の通販ページもあり。 |
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| 人間型ロボットの製作例: 浅草ギケンの本「自作ロボット入門」(著者:七味とうがらし氏,株式会社九天社刊) | |||||